だから、何。 / 中野 翠 (著)

中野さんのサンデー毎日でのエッセイを1年分まとめたものを図書館で借りた。2018年10月から2019年10月までのもの。ずっと読んでいるので、読んでないと何だか落ち着かない*1。本書については、タイトルからして何だか中野さんらしいというか、そういう啖呵の切り方が中野さんなんだよなと納得。

 

中野さんのこのシリーズを読むようになってから、気が付くと10年以上(ひょっとしたら20年以上かも…いつからか記憶すらしていない)経過していると思うのだが、中野さんも70代半ばとなっている。加齢に伴う話もあって、歩けるうちに歩かないとという強迫観念の話とかは何だか納得してしまうものの、相変わらずの好奇心のアンテナの張り方(良い意味でミーハーなんだろう)と行動力なので、それほど年齢を感じないまま読み終わった。単行本化されたところで、まとめて読む方が面白いので、次の巻も楽しみにしたいと思うし、今後もできるだけ長く続いてほしいと思う。

*1:同様に読んでいるのが小林信彦さんの週刊文春での連載だが、氏が倒れられたあたりが重い内容に感じて、そのあたりから十分に読めていないので、どこかで追いつかないと、とは思っている