制約条件の下でのこと

例によって感じたことのメモ

 

 

多くの行為は、一定の制約条件の下での意思決定に基づいてなされるものと思われる。そうであれば、制約条件が異なれば、意思決定自体の内容も、そしてそれに基づいてなされる行為も異なってくる可能性がある。そうなると、外形的に見える部分、結果としてなされた行為だけを捕まえてあれこれ言っても意味がどこまであるのか、と感じるところ。制約条件も込みで考えないと、単なる後知恵とかでの評価になりかねないような気がする。

 

ただ、その場合、いかなる制約条件の下にあったのか、主観的に認識している制約条件や、客観的に存在した制約条件をどう考えるのか、というと、特に前者については、容易ではない気がしている。なので、他人様の行為についてあれこれ言うことについては、慎重でないといけないと感じるところ。論評するのであれば、その射程をできるだけ狭く、疑問に思う点を根拠を示して論じることが望ましいのではないかと感じる。もっとも、自分がそれを十全にできているかというと心もとないところではある。そうでなければならないとは思っているのだが*1

 

 

*1:TL上では違和感については、断定せずに疑問の形で示すようにしているのもこのあたりの配慮と同様の考えに基づくものだったりする