線の引き方とか

某話題で殺伐としているTLを見てのメモ。例によって自分用。

  • 規範が共有されている保障がないところで,当該規範に基づいて他人を断罪するというのは,正直理解しづらい。その規範の正当性がそもそも立証されていないわけだから。
  • 刑事弁護は,どこまですることが許容されているのか,どこまでのことをすべきなのか,などなどについて,考え方が割れすぎていて,かつ,相互に他人のやっていることに対して寛容でないようにも見えて,1年目の弁護士としては,何を拠り所にして動けばいいのか,判断に迷う。懲戒リスクを考えると,保守的に考えたくなるが,それがいつもできるわけでもない。
  • やるべきと判断したことと,そうでないと判断したことの線を明確にして,そこを死守するとともに,その線をなぜ引いたのかについての法律論を踏まえた説明をできるようにしておくことが重要なんだろうと思う。