相談できること

例によって自分の備忘のメモ

弁護士1年目という立場にとって,色々な案件に接することができる環境にあることは喜ぶべきこととは思うものの,その反面,あちこちで迷うことも多い。本を調べて解決できるなら,その調べ方も含めて経験値として獲得すべきところなので,粛々と対応するというか調べるのみ。

 

ただ,本を調べてもわからず,考えてみてもわからないとき,というのもよくある。そういうときに,自分一人で悩んでみても,埒が明かないことも多い。多様なものの見方をしようと試みても,自分一人の頭で考えられることにはどうしても限界がある。

 

そういうときに,意見を聞かせてもらえる知り合いの方がいるのは,とても重要なことと思う。もちろん,聞くに際しては,迷惑をかけないように,守秘義務などに反しないように,などの注意点はあるけれど,それを守った上で,他の人の見方を聞くというのは,助けになることが多い,そう思うことが多い昨今である。

 

一人で煮詰まってしまうと,精神衛生上もよろしくない。結果の責任は取るとしても,煮詰まった頭をほぐすために,守秘義務などの問題の生じない範囲で,相談できる相手を確保できることは大事。主に修習の同期とかだったりするが,それ以外の相手であってもそういう関係ができることはとても重要と感じる。

 

こういうのは,お互い様,というところが有ると思うので,意見を聞かせてくれた方々に対しては,恩返しではないけど,相談には可能な限り乗るように,乗れるように精進しなければならないとも思う。