一通り目を通したので感想をメモ。
中小企業診断士については、仮に口述試験に合格したとしても*1、実務補習・従事がいつできそうか見通しがつけづらい状況にあり、予約などができていない。そこで、学んだことを忘れないように、という意味と、仮に登録までできて、製造業に助言するなら有用だろうし、2次試験の事例IIIやIVを解くうえでも目を通しておくと有用かもしれない(必須とまでは言わないけど)と考えて、目を通してみた。この見立ては概ね正しかったような気がする。見開き一項目で1つのテーマを扱い、右側に文章が、左側に図解があるという形式で、文章も平易で、全体で180ページ弱なので、通読するのもそれほど苦痛ではないだろう。
製造業を支援する会計士さんたちが製造業でのあるべき管理関係について述べているという感じ。財務会計の延長線上で管理会計をとらえるのではなく*2、会社のビジネスモデルに即した管理会計を構築し、管理することで、業績向上を図るべき、というの本書全体を通じた主張ということになるのであろう。その中では、順不同で次の諸点が個人的には印象的だった。
説かれている内容自体は、個人的には、診断士の受験勉強などで学んだ内容からすれば、それほど違和感のあるものは含まれていなかった。
とはいえ、いくつか気になったことがある。本書の価値を左右するほどのものではないが。
- 入門、というのであれば、その先のステップについての読書案内が欲しかった気がする。
- WACCの説明のところで、税金の扱いが書かれていなかったのが気になった。
- 付加価値の向上をいう割に、付加価値をどう測定するかについての記載が見うけられなかったのも気になった。
