映画『翔んで埼玉 〜琵琶湖より愛をこめて〜』

掲題の映画を公開初日に見てきた。ネタバレを避けつつ感想をメモ。壮大な悪ふざけに呆れつつ(誉め言葉)、楽しめた。

映画館で一枚。

 

原作を基にしつつ、盛大に遊んで、壮大な悪ふざけをやらかした前作だけでも快挙というか暴挙なのに、あろうことかあるまいことか、第二弾が作られたというので、とりあえず見ることにした。どう転んでも壮大な悪ふざけでしかなく、Gackt氏と二階堂ふみさんの二人さえ出ていれば、他のキャストはどうであれ、最低限の形にはなるだろうと思っていたので、あとは、どれだけバカバカしく壮大な悪ふざけができるか、ということがカギだろうと勝手に思っていた。

 

その意味では、合格点を挙げてよいバカバカしさのある悪ふざけだった。ネタバレをできるだけ避けつつ箇条書きで印象に残ったところをメモしてみる。

  • 関西disが相当なので、あのエリアの方々に怒られないことを祈る。個人的には三重の扱い方に納得しつつ苦笑。
  • 千葉解放戦線のリーダーが出てこないという点については、指摘だけされて、理由が語られないというのが、変に説明をしないという点で、味わい深く感じた。
  • 平和堂のポイントカードというアイテムが出てきたのも何だかいい味が出ていた。
  • 滋賀と埼玉の関係というか、麗と滋賀の関係については、「そこは考えたことはなかった」という、麗についてこれまで語られたことのなかった点が出てきて、なるほどと思った。
  • 百美と魅との間で麗を取り合うのかと思いきや、そうはならなかった仕掛けも、「そう来るか」と思う。大映ドラマ並みのご都合主義というと怒られるだろうか。
  • 通天閣に対峙する施設として出てくる埼玉の某施設は、冗談抜きで、そんなところあるんだ、としか思えず。埼玉について知らないから仕方がない。
  • 武蔵野線の扱われ方にも苦笑。
  • 浦和と大宮の綱引きのネタに絡んで、銀の皿が出てきたところで苦笑。綱引きの方の付け方も、熊谷らしい?方の付け方で苦笑。

今回は関東から関西に話が飛び火したが、日本埼玉化計画という話がでていたことからすれば、残るエリアもdisる形で続編が出るのではないかという気がしないでもない。やるのであれば、Gackt氏と二階堂ふみさんがあきれ果てる前に、しっかりと本作を超えるスケールの悪ふざけをやってもらいたいと思う。次は、近場での相互disがしやすそうなところという意味では、九州*1とにらんでみたがどうだろうか。

*1:東京生まれ東京育ちにはわからないがいろいろとありそうに見える。