最近の何だか(2023/10/23)

例によって手動twilog的メモ。

  • 弁護士が「優秀」というのはいかなる基準を持って判断するか、特に依頼者から見た場合には、判断が難しいと思う。依頼者の法律に関する弁え(片仮名でいえばリテラシーか)にも依存するところがあるし、それ以外の要素にも左右されるだろう。企業であれば企業文化のようなものも影響するだろうし。
  • 企業内法務の立場から見ても、顧問弁護士の先生との付き合い方は難しいと思うことがある。双方努力が必要なのは間違いない。
  • 某先生が以前書かれていたが、法律は、ある種のテキストの解釈学という側面がある以上は解釈対象のテキスト(条文だったり判例だったりするが)それ自体をしっかり読むことの重要性からは逃げられない気がする。と言いつつ、テキストそれ自体が読みやすいとは限らないので、読み込みが億劫になるのもまた事実なのだが。
  • インハウス信者、という表現に接してなるほどと思う。こちらはそれに含まれるものと思われる。インハウス経験のない諸先生方には理解しづらいかもしれないけど、それなりに向き不向きがある職種だし、外の先生の難しさとは異なる難しさがあるように思う、ということは述べておきたい。
  • 弁護士費用が高いという話は目にするが、弁護士業務自体に費用が掛かるということはもっと周知されてよいのではないか。そもそも商売でやっているものであるうえ、それなりの働きをするためにも維持費がかかるということが理解されていないから、その種の言辞に至るのではないかと感じることがある。もっとも、その種の説明をしたところで、先に述べたような言辞を弄する手合いの態度が変わるとは思えないし、個人的にはその種の言辞を弄する手合いを積極的に依頼者にしたいとは思わないが。