他との差異について

呟いたことを基に脊髄反射的なメモ。

 

大要、企業内法務の人は、他の職種に比べて自分の職種を特別視しすぎではないか、という指摘に接した。

同意するところではあるのだけど、そうしたある種の自負は、自分のやってることにプライドを持ってやっていることの反映という気もするから、それを悪く言うのが良いのかどうかは疑義を覚えるところ。

それと、最後の砦になる確率に他の管理系部署との間に有意な差異があるのであれば、その場合は、そうした差異からある種の特殊性を自覚していても、必ずしも間違いでもないのではないかと感じる。このあたりの微妙な心理を管理者が読み間違うと、部下のモチベーションを大きく下げる結果になりかねないから、このあたりの機微を踏まえられないのであれば、法務系の管理職は務まらないのではないかと感じる。

 

また、大要、他職種との比較で、企業内法務で学習を続けることが必須である点が強調されすぎていないか、他の職種でも学ぶ必要があるのは同じではないかという指摘にも接した。こちらについても、どんな職種であっても、何も学ばなくて良い、ということはない、という限りでは同意する。他方で、何を学ぶべきかについて、法務とそれ以外とで何らかの差異があるのではないか、とも感じるが、法務の特殊性を言えるほど、他の職種を知っているのかという疑問があり、僕自身は、確たる答えは持ち合わせていないのだが。