この状況下では、歌舞音曲の類や映画、美術展とかを「生」で見ることは困難と思われる。感染リスクがあるのは否定しないが、それだけを絶対視することには違和感は残るし、何より、「生」でなければ体験できないものがあると信じて疑わないので。
とはいえ、現時点で直ちにどうにかなる話ではない。というわけで、ネットで何か見ようかと思った（前にエントリにしたシャーロック・ホームズは見ているがそれとは別に、ということ。あれはテレビ用のプログラムだし）。
で、例によってYOU TUBEでこの時期限定で公開されているものの中からこちらを見た。
POSTYMO～Yellow Magic Orchestra Live in London 2008 +～
YMOのアルバムで今、手元にディスクがあるのは「散開」ライブを収録した「アフター・サーヴィス」だけだが、「散開」前の音源はそれなりに聴いていたので*1、セットリストを見ても耳馴染みのある曲の方は少なかったが、とっつきやすかったのは間違いない。
上記のライブは「再生」後のもの（POST YMOとあるのはその意味だろう）で、2000年代ということもあり、コンピュータ制御が行き届いているというか、サポートメンバーとプログラミングのお膳立ての下で、お三方が淡々と弾いているという印象だった。特に高橋さんが最初はドラムセットに座らずにいたので、そういう印象が強かった。「散開」前では、個々人の技術でテクノロジーと格闘している印象があったのと比べれば、技術の進歩にクールに対応しているという見方もできるのだろうが、寧ろ魅力が減じられていたと感じた。そういう意味では、僕自身にとっては、どてらライディーンの方が印象的。
ともあれ、この時節柄ということで、期間限定で公開されているものについては、見ておいた方が良いのは確かだろう（特に未公開のものについては。）
