二の足を踏む理由

呟いたことを基にメモ。

 

当節流行りのリーガルテック系とかその手の会社のやっているメディアの記事とか、ちょっと資料が欲しいだけで、いちいち個人情報の入力を要求されるのが面倒で結局取らない。どうしても二の足を踏んでしまう。その結果として見なくなっている。実際それでひどく困る事態にもなってはいない。

 

一旦個人情報を入力するとしつこく営業が来るということを某法力のときの体験から予測できるからというのが、そうした対応の大きな理由になっている。製品を販売する以上、営業行為そのものは必要なのだろうが、あのスタイルのはた迷惑さに辟易しているというところが個人的には大きい。片仮名稼業のいう割にああいう今更な感じの営業スタイルなのも、よく考えると、理解しがたい。彼らが自分たちでいうほど、製品が優れているなら、それ自体が優れた営業の道具になるはずで、潜在的顧客視点で説明なしにそれが理解できないなら、製品の質が低いのではないか、とも勘繰りたくなる*1。機能が多すぎてわかりづらいとすれば、そもそも機能の整理が十分できていないからかもしれないし、UIがダメだから理解しづらいだけという可能性もある。もっと勘繰れば、製品の質以前にこちらの能力を疑っているのかもしれないが、仮にそうだとしたら大変失礼な話だろう。さらに勘繰れば、こちらに使いこなす能力もないと知りつつ売りつけようと、要するに情弱商売を確信犯でしようとしているのか、という疑念も生じなくはない。

 

そんなこんなで、いずれにしても中途半端さを感じずにはいられないのである。エラそうに技術の最先端を喧伝するのであれば、製品それ自体に加えて、その辺りも、洗練してほしいものである。

*1:そうした意味で、legal libraryは、使っている限り製品として優れていると思うし、製品の評判の口コミだけで顧客が獲得できているのではないかと思われる。