割り切りの問題?

最近話題の某電網系宅配仲介業者(わかりにくいが固有名詞を書きたくない気分なので)について思ったことをメモ。例によって呟いたことと重なるが。

 

 

かの会社については、個別の配達員の挙動について事後的な評価や契約関係で拘束するとは言うものの、逐一監督しているわけではない以上、確信犯的な挙動に対しては限界があるだろうし、ある意味仕組み上、「やったもの勝ち」を防ぎきれない仕様になっているというところなのだろう。

 

そういう仕組みで儲ける商売なので、そこの改善を求めても、応じるはずがなく、一応記者発表とかではしおらしい風のことを言っているものの、信頼するべき内容ではないとみるのがおそらく筋なんだろう。

 

そういう仕組みに起因しているという意味で、関与する側、配達を利用する側、配達をする側双方が割り切った形で付き合うべき相手なのだろう。

 

今回問題とすべきは、そういうことを要求する仕組みの商売であることは、おそらく自分たちでも理解しているにも拘わらず、その点を自ら認めたり、宣伝の中に入れたりしていない点、なのではないかという気がする。ある種の優良誤認(法律的な意味でのものではないが)を積極的に生じさせているという見方ができるのかもしれない。そういうことを正面切って出すと、日本では受けないということがわかっているからしていないのかもしれないが、そうであれば、そもそも日本で商売をすべきではなかったのではないかという気もする。米国西海岸で通じることが世界どこでも通じると思うのはある種の傲慢さの表れという気もする*1

*1:この種の米国人の無邪気な感覚には、米系企業勤務で辟易したので、つい強く反発したくなる