7年ぶり,3度目 ー 山下達郎 シアター・ライブ PERFORMANCE 1984-2012

7年ぶりのアンコール上映に行ってきた。7年前には2度見たので,7年ぶり3回目となる。

 

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今回は,まりやさんの昨年のシアターライブのアンコール上映に合わせて,ということらしい。そちらも都合2度見たのだけど,今回はそっちはいいかな,という感じ。去年の12月の話だったし。

 

前回は新宿バルト9で見たのだけど,今回は日比谷のTOHOシネマで,こちらのほうが大きく,シネコン然としている感じだった。日比谷という場所のせいか,新宿よりは,着飾った方々が多かったような気がした。こちらは,映画のみの目的で行ったので,何も考えていなかったが。

 

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窓の外には日比谷公園が見える場所。日当たりが良すぎて,ロビーは,特に窓際は暑かった。

 

内容自体は,まあ,前に見たものと同じなのだが,自分にとっての「ああ,これこれ」というポイントはさほど変わってなく,楽しんで見ることができた。やはり繰り返し聴いて耳馴染みしているライブ・アルバム「JOY」に収録されているテイクや,実際に自分が行ったライブ・ツアー(1994年のSings sugar babeや98-99年のツアーは見に行ったので)のテイクはなんとなく,気分が盛り上がった。加えて,今回は,御大以外のバックの方々の動きとかも観察できたのはよかった。

 

一つ年月の経過を感じたのは2012年のツアーにおけるRide on timeでの,例のアレの前に,「これもガラパゴス」と自嘲する御大の映像を見て,そういえばしばらく前に,ガラパゴス化という物言いが流行ったなあと思い出した。最近はあまり耳にしなくなったというか,言葉自体がすっかり忘却の彼方という感じだが。

 

もう一つ,ううむ,と思ったのは2012年のツアーにおけるRay of hopeの間奏での,震災絡みへの言及。ここ数年間で何がどこまで回復したのだろう,そのために自分が何をしてきたのか,というところも考えてしまった(一応,特定のところへの募金は継続しているのだけど)。御大の独白?は,御大自身の極めてパーソナルな考えに基づくものなので,その際にバックの皆さんはどう思われて演奏されていたのか(リズムセクションの演奏はあったので)ということもやや気になった。

 

御大はまだツアーをしてくれていて,今年は,運の良いことにチケットが取れたので,仕事の方はなんとかして,参戦したい所存。そのための良い予習という感じで見ることもできた。ほぼ20年ぶりに見に行くことになるが,どうなるか…(その前に仕事が…)。