関係性について

何のことやら。呟いたことを基に断片的なメモ。例によってこちらの体感に基づくものなので、異論などがあり得るのは言うまでもない。

 

  • 企業法務界隈の頻出論点の一つに、外の弁護士の先生を「使う」という表現の適否がある。ある意味で便利な表現である一方で、そうした表現のされ方を好まれない先生方もおられるので注意が必要なのは間違いないだろう。「依頼する」等、他の表現が想定可能なところで、不用意に相手の心証を害する必要はないだろうし。表現の如何をとわず、相手の専門性と尽力に対して一定の経緯は払うべきで、依頼者で報酬をお支払いする側であっても、その点は何ら変わるものではない。
  • 依頼者の企業内法務の人間としては、依頼先の先生方にどうみられているのか、腹蔵ないところを訊いてみたいが、なかなか難しい*1。お願いの仕方に改善点がないかというあたりは訊いてみたい気がしている。訊いたところで改善できる保証はないのだが...。
  • 依頼先の外の事務所の先生方に、自社がどう見えているのかという点も気になることがある。ただ、これは、企業内法務の担当者がどう「見せて」いるかにもよるのだが。もちろん「見せて」いることと「見えて」いることは等価ではなく、前者は管理できても後者は管理しきれないだろう。

*1:なお、現職でお願いしている事務所の先生方には良くしていただいていることを付言しておく。