最近の何だか(2023/1/3)

例によって例のごとく手動twilog的メモ。広い意味でのキャリア関連でいくつかメモ。

  • 法務の管理職の交流会みたいな情報が目に入ったが、企業規模とか企業の成長段階とかが異なると話が噛み合わない可能性があると思われる*1
  • 職人なんだから芸を身につけるまでWLB*2なんてとんでもないというのは、それでも人が集まるという前提があるから言えるセリフのはずだけど、その前提がいつまで維持できるのかというのは素朴に疑問*3
  • 企業内法務の担当者の人事評価に際して、数字を見るという話が回ってきたが、企業内法務の業務を評価しようとする際に「意味のある」「数字」とは何かというところから、共通の理解が得られていないから議論が噛み合わないのではないかと思う。「」の部分の意義自体からして共通の理解がなさそうに見えるし*4。他方で、不用意な設定をすると生じ得る弊害については、理解が共有されているように見えるので、話が難しくなるものと考える。個人的には、数字を見ないとその人を評価できないなら、評価者をすべきではないと思ったりする。
  • 同世代で初めて転職する金融系の人が、如何に転職活動が大変かみたいなことをFBに書いているのを見て、なるほどと思ったのだった。こちらのように、その手の話が日常の一部と認識しているのとは見えている世界がだいぶ違うことを実感する。現勤務先にも、大学の同期で、新卒で銀行に入って勤め上げたところで転籍前提の出向で現勤務先に来ている人間がいるが、そういう人生もあり得たことを思うと感慨深い。こちらの新卒採用の時は大学別採用で、内定式まで他の大学から採用された人間と話す機会がなかったが、社内ではこちらのいた大学が明らかに異端であり、会社全体のノリとは合わないと内定式の時点で気づいて、どこかで辞めるだろうと思って入社した。なので、勤め上げるみたいな発想は最初から持てなかったから、そういう発想で50代まで来られた人は冗談抜きで凄いと思う。
  • 別に大卒の時点に限らず、概ね常に主に所属している集団の中では異端だったので、そうでない人生というのが想像しがたい*5。時にうらやむことはあっても。

*1:某友会の某企画でそう感じた。

*2:WLBも意味内容が不明確なまま飛び交う単語なので、その内実を明らかにしないと議論が噛み合わなくなると思う。

*3:企業内法務という依頼者サイドの立場からすれば依頼するに足り、かつ依頼可能な事務所が減るのは困るのだが。

*4:そもそも共通の理解が必要なのかという気もするけど

*5:萌渋スペースとかで言語化能力について過分の評価をいただくことがあるが、それは、そういう自分の立ち位置上、単に自分の好き嫌いや感情について、他人に向かって説明をせざるを得ないことが多かったから、慣れているに過ぎないと感じている。