もう一度?

何のことやら。気になった件なので一応メモしてみる。

 

2月のNYBarの結果が発表された。合格された方々には心よりお祝いを申し上げる。他方で、日本全国というか全世界的?に注目を集めたK氏は、合格に至らなかったとのことである。氏に限らず、合格に至らなかった方々に対しては、お疲れ様でした、というべきだろう。

 

こちらも、はるか昔、2度目の受験で何とか合格にたどり着いた者であり*1、結果は気になったので、自分でもBOLEのサイトで結果を確認してみたのだった*2。よく考えると、全世界に向かって合格者の名前をフルネームで晒したうえに、10年以上も晒し続ける(2008年7月の合格者リストもまだ晒されていて、こちらの名前も出ている。)ことに何の意味があるのかというのは良くわからない気もする。

 

受験勉強については、利害関係のない外野が余計なことをいうのはそもそも有害なだけだろうから、もう一度受けるのであれば、健闘を祈る、としか言いようがないだろう。この点は前回の時にエントリにメモしたところと変わるところはない*3

 

もちろん、LLM経由でJDまで出たというのだから*4、受験回数の制限があるわけではないから、何とか合格までたどり着いてほしいとは思う。とはいえ、最後は、本人の選択が尊重されるべきと思う。複数回受験となると、モチベーションの維持が難しいと思うし、その点については、本人がどこまで意地になれるか、だろうと思う。意地になれずに、モチベーションが保てないなら、中途半端に引き摺るのはやめて、別の道を探るというのも、人生の選択としてはあり得るだろうと思う*5。いずれにしても、悔いのないようにしてほしいと思う。

*1:試験制度が変わっていたので、今と同列に論じることができるかどうかは疑義があるが、その点は脇に措く

*2:今回の件で、何故か、合格経験者のこちらに対する周囲の評価が上がるという事態が発生した。

*3:それでもあえて野暮を言うなら、敗因分析はしたほうがいいのと、もし、日本人のノウハウの結晶である所謂日本人ノートを持っていないのであれば、何らかの形で入手し、活用してほしいと思う。

*4:いろいろ言われようとも、かの地でJDを得るところまでたどり着くのは、こちらが見る限り、簡単なことではないし、僕は自分が同様のことをできる自信はない。この点は、今回の結果とは別に評価されるべきことだろう。

*5:その際には隣におられる方も含めた関係先への説明などが必要なのはいうまでもない