最近の何だか(2022/2/3)

例によって呟いたことに基づきメモ。脊髄反射的なものが多いような気がする。

  • 表明保証の意義を疑問視する呟きに接したが、意義が本当になければ疾うに廃れていたはずなので、普及しているということは、それ自体意義があることの証というべきで、当該論者はその意義が見えていないだけだったと思われる。現状が現状であることには一定の理由があるはずで、その点に思いが至らないのは視野の狭さを露呈するだけというのは、よくあることという気がする。
  • 司法試験の受験予備校の弊害を論難する呟きに接したが、仮に何らかの弊害があるなら、弊害を被っているはずの予備校を使って合格した人間に対して、そのような論者が弊害除去のために何かしたのか、という疑問を覚える。語弊があるかもしれないが、弊害あるならば、弊害の除去のためには対症療法と減員療法と両方必要なはずで、そういうことを何もせずに論難するのは不当に思えるのだが。
  • そういえば某選挙があるわけだが、こちらは、郵便投票で投票を済ませた。僕は、自分が合格者数増の恩恵を受けているので(増えてなければ合格してない)、減員を明示で主張する候補者には与するのは、自分に対して筋が通らないと考える。また、違法行為抑止義務を主張していた候補についても与しがたいと考える。インハウスの立場からすれば、懲戒の危険が増えるだけになると考えるからである。そういう消去法で投票先を決めたのであった。
  • 会社補償について調べているのだけど、「会社補償Q&Aとモデル契約」を見るとQ40で、取締役会設置会社での補償契約の決議は、全員同じ内容でも個別に決議が必要とある。他方で、D&Oについては、内容が共通なら一括で決議可能という説があるとされている。改正法一問一答に載っているとのこと(Q97 注)。D&Oについて一括決議でやっていたら、この両者で扱いを変える理由があるのか、という話になるのではないか。