ドキュメンタリー映画の公開を控えて、開催されているもののうち2つを纏めて見たので感想をメモ*1。
一つ目は初期の頃の作品の展示。恵比寿のギャラリーで開催されているもの。先日見にいった写大ギャラリーのものとも関連している。
初期の頃の作品に横須賀を撮ったものがあるというのは知ってはいたが、実際に見たことがなかったので、今回そういうものも含めて初期の作品を見ることができたのは良かった。もう一つ無言劇も、試験管に入った胎児の写真というのはやはりインパクトがあって、感じ入るものがあった。
ギャラリーは写真集等の専門書店に併設されていて、大道さんの作品もたくさんあったのだが、なんとなく買う気になれず(汗)、買わずに後にしたのだった。
ギャラリーの隣のアパート。住人のお爺さんがラジオで野球中継をかけているのが、何とも似つかわしいと感じた。
で、もう一つが新宿でのもの。ミラノ座の跡地の工事現場の仮囲いに大道さんの作品が複製されているというもの。歌舞伎町の辺りは普段近づかないので場所が良くわからなかったが要するに西武新宿線の西武新宿の駅の向いだった。
個人的には、理由はよくわからないが宇多田ヒカルのポートレートが一番印象的だった。
新宿のこのあたりの猥雑さだと、こうした形で展示がなされていても違和感はなかった。流石、ということなのかもしれない。