写大ギャラリーの展覧会を見てきたので感想をメモ。
ギャラリーのコレクションの中から東京を撮ったものを展示したというところか。
撮影された年代は1930年代から2010年代に及んでいた。
東京は、確かに、第2次世界大戦で一度相当な部分が焼け、そこから復興して、バブルを経験して...と、動きの激しい街ということはいえるわけで、その意味でも撮影し甲斐のある街なのは確かだろう。それぞれの写真家が、それぞれの視点で東京を切り取っている、その切り取り方が面白い。
個人的に印象に残ったのは次の辺りか。
- 森山大道さんの最近のカラーでの写真。神田川?かどこかの川べりの櫻の写真の美しさが特に印象的だった。
- 築地仁さんの、モノクロで、東京の様々な形を切り取った写真。構図が洗練されているのが印象的だった。
- 本城直季さんの、ミニチュアめいた東京の街並みの写真。どうやって撮ったかは想像には難くないのだが、それでも写っている街並みのミニチュアみたいな絵には引き付けられる。
- 中谷吉隆さんの、五輪の際の写真。時節柄、色々なことを思わずにはいられない(展覧会の絵葉書の写真(右)を参照)。
展覧会の絵葉書が2種類あったので、それぞれもらってきた。