「ART in MUSIC シティポップ・グラフィックス」

掲題の展覧会を見てきたので簡単に感想をメモ。シティポップに関心があるならば、見に行っても良いと思われる。

 

以前目を通した書籍の著者が監修した展覧会ということもあり、出かけてみた。同じビルの同じフロアで2つのギャラリーに分かれて展示がなされていた。

dtk1970.hatenablog.com

 

最初に見たのは+2ギャラリーの方で、こちらでは、まずはわたせせいぞうさんの作品群が目についた。ハートカクテルとかを記憶している世代としては懐かしさを禁じ得ない。

 

+1のギャラリーでは、シティポップの数々のアルバムのジャケットがいくつかのテーマに分かれて壁に展示され、関連する品々が中央部に展示されていた。アートワークを見るという意味では、やはりLPサイズ程度は必要で、CDではこの種の企画は成り立たないであろうと感じる。イマドキの配信とかでは、この種の企画の余地はますますなくなるのかもしれない(寧ろ動画配信とかになるのだろう)。

 

展示されているアルバムの中には、リアルタイムで記憶のあるものもあって、一番強く記憶に残っているのはReflections/寺尾聡だったりする。当時10歳くらいだったはずで、何故このアルバムに魅かれたのかは、今となってはよくわからない。とはいえ、そういうものは、あまり多くない。当時LPを買わずに、CD化されたときに買ったものはそれなりにある程度。上記の本に目を通した時にも感じたが、自分の知る範囲は狭いということを改めて感じた。

 

今見ると写真とかは、写っている方々が若いとか女性の方々のファッションとかは、イマドキのものからは距離を感じさせるし、こうやって展示されていると、ますます、往時からの距離を感じてしまった。