掲題の写真展を見に行ったので感想をメモ。
DAIDO HYSTERICは、写真集の名前は目にしたことはあっても、実物や内容は見たことがなかったので、今回行って観ることにした*1。この写真集に縁の深い原宿での展示で、会場は裏原宿という感じのエリアで*2、行った記憶のない場所だったから、原宿駅から行こうとしたら道に迷った。ギャラリーの場所に辿り着いても、造りがスタイリッシュすぎて入り口がわかりづらかった。展示自体に余計な解説とかがなく、すっきりとしていたのは良かったのだけど。
今回は、件の写真集の再販売もあって、写真集自体も会場でも展示販売されていたが、結構巨大で置く場所に困る感じなので、買わなかったし、展示されていた見本も、他の方がご覧になっていたので、見なかった。大道さんの写真は、手元に置くよりも、たまに、ギャラリーで大きく伸ばしたものを見る方が良いような気もした。
展示されていたのは、90年代のこの写真集に掲載のものとそれと同時期に撮られたものということだった。大道さん自身の影が写っているものもあって、そこからするとコンパクトカメラを片手で構えて撮っている感じで、撮影スタイルはそれ以前、それ以後と大きく変わらないという気がした。撮られているものも、時代に関係なく、森山さんが好きそうに思われるもの(もちろんこちらの勝手なイメージでしかないのだが。)、が多い印象だった。その意味では撮影時期不詳という気もするのだが、その一方で、あちこちに写っている時代の風物から、撮影時期を感じ取ることもできた。具体的には、映画「ツインピークス」の宣伝とか、JTのHALF TIME*3の自販機とか、そういうものなのだが。20年も経過すれば、大概のことは懐かしく思えてしまう。もう少し量が見たかったが、展示スペースとの兼ね合いではこのくらいの方が良かったのだろう。
いずれにしても、見たことのなかったものが見られたのでそれだけで満足したのだった。
ギャラリーは外からみるとこんな感じ。
地下のギャラリーから出てきたところで撮ってみた。