ロバート・フランク大回顧展 Part 1 オン・ザ・ロード

雑駁な感想をメモ。

ロバート・フランクというと写真史上の巨匠というイメージしかなく*1、実際の写真もあまり見た記憶がなかった。昨年亡くなったということで、回顧展が2回に分けて開かれるうちのpart Iということで、いつ行けなくなるかわからないので、出かけてみた。場所はお茶の水のbauhaus。

 

part Iはストリートフォトについての展示ということで、こちらの興味関心のあるところだった。1950年代とかは遠い昔すぎて、その頃のアメリカの写真とか言われてもよくわからないところもあったのだが、こういうのいいな、と思うものも多かった。なぜそう感じたのか、上手く表現できないのだけど。とりあえずpart IIも来ようと思う。

 

個人的には、コンタクトシート(ベタ焼き)の展示があったのが、特に興味深かった。デジカメでとりあえず撮るみたいなことはできないので、特に一連のシークエンスで推移する物事のうち、どの瞬間を選んでシャッターを切って、その中でさらに作品として使ったのはどれか、というあたりが見えてくるから興味深かった。

 

写真はギャラリーの入り口部分。

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*1:アメリカのナショナル・ギャラリー・オブ・アートのサイトでも専用ページがあり、作品の一部を見ることができる。