BLJ2020年8月号

例によって呟いたことを基に、目を通した部分等について感想を箇条書きでメモ。

本号については、個人的な興味関心の向いている方向*1から遠い感じがして、読んでいて面白いとはあまり思わなかった(単なる個人の感想です)。

  • まずは二次妻・無双な方のブックレビュー。そう来るか、という選択。感染症渦下で何をやるべきかということも含めての本の選び方には、やや、今更感があること(前号で取り上げるべき問題提起だったのかもしれない。)を別にしても、納得ではある。
  • ハーレム連載は、NDAについての長い(有用だったけど)話が終わって株式譲渡契約。今回はやけに簡潔に終わりそうだけど、ここから何らかの意図*2を読み取りたくなるのは僕だけだろうか。
  • グローバル企業のための製品リコール対策(どうでもいいけどタイトルの長い連載が多いな)の行政対応の回は、医薬品・医療機器周りの話が興味深かった。医薬とかに限らず、いずれにしても時間軸に沿って、騒動がひと段落するまでに何が起きうるのかを踏まえないと判断が難しいと感じた。
  • アジア法務の思考回路は、国ごとに異なる個人データ保護法制に、日本企業としてどういう形で対応していくかについて、法令をいくつかのパターンに分類したうえで、視座を示してくれていて有用と感じた。
  • スルガ銀行の件の分析は、規範意識が希薄化しているのは確かなんだろうけど、なんでここまで広範に不正が蔓延したのか、なぜ立ち止まれなかったのか、は気になる。経営層主導だから、だけで説明しきれるのか、よくわからなかった。
  • 個人情報保護体制グローバル化の設計図(これもタイトルが長いな)は、エンフォースメント強化の動向に着目しているのは、興味深い。やはり課徴金とかのリスクの高いところの手当ての優先順位が高くなるのはやむを得ないところだろうし(リスクアプローチというような大層なものかどうかは別として)。
  • 阿川先生のアメリ憲法の話は、アメリ憲法については確かにそうだな、と納得。日本では同様の話にはならないとしても。
  • コロナ云々はさすがに、何だか見るだけでうんざりしたので、スルー。AIとかサブスクも同じくスルー(気が向いたら読むかもしれないけど)。
  • 編集後記が2名の方しか書かれておらず白紙の部分があるのは何だか寂しく思う。

*1:それがどこかは自分でもよくわかっていないが(汗)

*2:打ち切りに備えた?