ハード・デイズ・ナイト

Fab4のファンとしては行かない手はない、ということで見てきた。

かつては「ビートルズがやって来る ヤァ!ヤァ!ヤァ!」という邦題だったが、いつの間にか英語の原題に近い邦題になっていた。元の邦題に特段の根拠があったとも思えないから良いことなのだろう。初公開から55年ということで映画館でかかるらしい。こういう周年商法にひっかかるのも癪だが、映画館の大きなスクリーンで見るのは良いので、行くことにした。かつて、ビートルズ・シネ・クラブなるところで、ホールとかを借りて、彼らの映画やライブフィルムを見るという企画があり、そこでこの映画も何度か見たけど、そこから30年以上スクリーンでは見ていなかった。

 

彼らがアイドル的人気をイギリス国内で誇っている頃の日常をドキュメンタリータッチで描いたもの。彼らもいかにもアイドル然としていて、Let it beの頃の陰のかけらもなく、キラキラしている感じで、安心して見ていられた。彼らの初期のものなので、映画の中で出てくる曲も初期のものだけど、有名どころ以外の曲も結構出てきて、なかなかに良い選曲だと思った(ライブシーンも含めてI want to hold you handとかPlease please me等の初期の有名曲でも出てこないものがある)。

 

何回も見ているので、おおむねストーリーは覚えているものの、細かいところは忘れていて、大きなスクリーンで細部をよく観察することができたのは良かった。Johnの風呂場のシーンとか、記者会見のシーンで4人ともサンドイッチがもらえないとか、細かいネタにニヤニヤしてしまったのであった。