特別展「見えているのに見えていない!立体錯視の最前線」

掲題の展覧会を、神保町に行くついでに見てきた。

特別展「見えているのに見えていない!立体錯視の最前線」開催のお知らせ | 明治大学

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撮影可能だったので、撮ったものを一枚だけ貼っておく。

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三次元のものを見ても、人間の網膜には二次元の画像として写る。それを三次元の画像として認識するための脳の働きが原因となってこういう錯視が生じる(その意味では脳の誤動作ではないし、ましてやバグではない)、ということらしい。人間の認識能力の限界、という見方もできるのかもしれないが、個人的には、そういう理屈よりも、実際に目で見てみて感じる不思議さのインパクトの方が上だった。

 

もっとも、特定の視点から見たときのみに生じるものについては、その視点から見ない限りは錯視は生じず、「だから何?」という感じになってしまう。でも、どこから見れば錯視が生じるかまでは示してくれていないので、時にそれが探しにくかったので、そこは工夫があるとより楽しめる形になっていたと思う(が、無償の展覧会でそこまで求めるのは野暮という気もする)。視点探しの材料にスマホの画面を使うことが推奨されていて、自分で探してくれという意図だったのかもしれないが…それにしてはちょっと難易度が高かったような気がしたので。

*1:隣にひっそりと阿久悠記念館もあり、こちらはこちらで相応に興味深かったこともメモしておく。