戦略ねえ…

呟いたことを基に雑駁なメモ。

 

戦略法務というわかるようでわからない言葉がある。法務だけで戦略なるものが成り立つのかというのが個人的には、まず気になる。しかしながら、法務だけで戦略が成り立つという事は資金調達とかを抜きにして成り立つことになるのではないかと思うが、施策の実施に資金が不要ということがなかなか想定しづらいので、あり得ないという結論になるのではなかろうか。所詮社内の管理部門の一つでしかないところが単独で戦略なるものを策定できるはずもないと思うのだが。

 

そういう意味では、戦略の策定やその実行過程を法務面から支援するというのを戦略法務というのがせいぜいなのではないだろうか。戦略の素案が先にあって、それを肉付けしていき、実行するうえでの法務面から支えるというのは想定可能な気がする。もちろん、戦略の策定に法務の人間が関与することはあるかもしれないが、それは法務の観点からの貢献とは限らない。論理性や整合性のチェックという観点、言語化しづらいことの言語化による問題提起、等は可能なのではないか。これも戦略法務ではないだろうが。

 

過去の勤務先で、なぜか中期経営計画策定に巻き込まれたときに、結局何が役に立ったのかを考えるとこれらの能力だった気がするので。経理とか財務の専門性はそれらの部署からも人が出ていたので、彼らが担っていたし。社内の空気をあえて読まずに言葉にするというのも、いうほど簡単ではないし、それをやりやすいという特性も法務については指摘可能かもしれない。こちらのように流浪の民をしているとそもそもそこでいう空気を認識できない可能性もあるけど。