本日のぶつくさ(2023/4/24)

例によって手動twilog的メモ。

 

某先生のつぶやきで、某地方公共団体で、あるシステムに不具合が生じて住民にも被害がでているというような話が流れているのに接した。

 

問題が生じている現場で働かれている方々は大変だろうが、そもそも、ろくな体制を整えずにITやシステムを使えばこの種の事態は生じる危険はあるわけで、事後的なものも含め体制が整わなくなるリスクも考えずに、話を進めたのがそもそもの原因なのではないかと感じる。

 

ITとかの導入は、きちんと機能すれば効果を発揮できるのはある意味で当然という気もするが、他方で、そういう効果を発揮させるためには、一定の前提が確保されていないといけないという側面があるように見受けられる。IT人材の確保等がその中には含まれれる。ただ、そうした前提が常に維持できるかというとその保証がどこまであるかは定かではない。人にまつわる部分は特にそういう気がする。そうなると、どうしても一定のリスクは残る。もちろんそのリスクを取るという判断もありうるのは事実だが、それは、そこにリスクがあることを認識した上でしなければならないと考える。そのリスクを取ることが、許容されるかどうかという検討も必要だろう。


一旦入れたら巻き戻しづらくなるのであれば、そのあたりのリスクを考えないのはだめなのではないかということは常々感じている。ある種時限爆弾を埋めるような行為にも見えてしまうからそう感じるのだろう。こういうことをいうと後ろ向きとか色々言われるけど、そういうことを言う連中がその種の事態が生じたときに尻拭いをしてくれるわけではない。無責任なのではないかという気がするが、そういう批判はあまり受けがよろしくない。そんなこんなもあって、こちらはDXとやらについては、積極的になって大丈夫かと気になっている。