何のことやら(苦笑)。時節柄も踏まえ、メモしておくべきと感じた情報を*1。
- 「感染症とイベント中止の法的対処~払い戻し、解除、入場制限~」
福井先生のコラム。なんでもかんでも中止というのも違うと思うものの*2、いざそうせざるを得なくなった時には、このような形でまとまっているのは有用だろう。 - 2009年時の論稿「新型インフルエンザと法的リスクマネジメント」を公開します 商事法務ポータル。法令等についての情報の更新は必要だろうが、考え方としては参考になるところが多いのないか。著者の中野先生による現状を踏まえた論考が同所にて公開予定とのことなので、こちらにも期待。
- 定時株主総会の開催時期について 法務省が東日本大震災の後に出したもの。3月総会とかの対応の際の参考にはなるのではないか。もっとも、延期とかをするにしてもいつなら大丈夫なのか、ということが読み切れないところでは、実際には延期は難しく、結局極力小規模で実行という形になることが多いのだろう*3。
- 申告所得税、贈与税及び個人事業者の消費税の申告・納付期限の延長について これも個人的には重要と思ったので。
*1:法案とかでは例のダウンロード規制法案の状況等も気になるところだが…
*2:今回のような事案であっても、今回の問題で顕在化したリスクは、存在する様々なリスクのうちの一つでしかないはずで、また、リスク事態もそれぞれに危険度が異なるし、特定のリスクに対する対応策が、別のリスクを招来する可能性もある。それにも拘わらず、特定のリスクについてのみ大騒ぎするあまり、その他のリスクとの関係を捨象しているかのごとく見えてしまい、違和感がある。また、特定のリスクに着目したときでも、当該リスクのあり様は、個々人の身体面・精神面・社会的側面等種々の要素に応じて異なるはずで、それ故に当該リスクへの個々人の対策の取り様も、リスクのあり様に応じて異なるはずなのに、その辺が無視されて、一律に思考停止をしているかのように見える点にも違和感を禁じ得ない。