例によって雑駁なメモ。
某所で、某取締法規に繰り返して抵触する事態を起こした会社について、概略、親会社の社外取締役が、当の会社の法務部門の権限が弱く、法務の責任者が執行役員でないことが問題であるという発言をしているのに接した*1。法務の責任者が執行役員にいれば、変な行為が止まるというような魔法はないように思う。仮にそのようなものがあるとの言辞を弄すれば、後から復讐されるのではないかと感じる。
仮に法務部門の権限が強ければ、かの問題は上の方の有無に関係なく、せいぜい部課長レベルで片が付いた話だと思われる。そして法務の責任者が執行役員にいるかどうかと、法務部門の権限が強いかどうかということとの間には何ら関係はないのではないかと考える。法務部門の責任者として祭り上げられて、情報が遮断される可能性だってあると思われる*2。