最近のぶつくさ(2021/5/19)

例によってメモ。

  • ニュースの公表のタイミングに不審な点があれば、背後に何かあるのかと疑問に思うのは無理からぬことと思う。そういう反応に対して、「陰謀論」とレッテルを貼るかのような反応の方がよほど短絡的に見える。
  • ワクチン接種をめぐるもろもろは、目先の見た目上の帳尻を合わせることに汲々をしているものの、それすらうまくできないという印象が残る。医療従事者優先といいつつ、高齢者への接種開始を優先して、医療従事者の接種未了のまま高齢者への接種を開始したり、ワクチンを配る予定も不明確なのに接種だけを急がせるあたりとかはその典型だろう。 出口(感染禍の収束)から考えて、そこに至るプロセスを、個別のモノの配布までのロジを含めたレベルまで詰めようとする発想も能力もないように見受けられるから当然という気がするが。
  • 某元政治家に対する1.5億円の動きについて、政権党幹部が関与を否定しているが、幹部の関与もなしにそれだけの金が動いたのだとすると、かの党のガバナンスはどうなっているのかという疑問が浮かぶのだが。
  • 某家電メーカーの早期退職の募集の件は、自分の世代が対象になっているところに、時の流れを痛感する。50なんだから当たり前のことかもしれないけど。
  • 五輪については、現下の感染状況がワクチン接種などで好転しているかのように見えるものの、台湾などの状況を見ていると、次の別の変異株などが来ることも想定され、そこまで考えると、目先の感染者減を口実にして、医療機関のリソースを食いつぶすような行事をすることはすべきではないと考える。それに、各国の状況も考えると選考とか準備もできていない国も多そうだし、日本での直前の調整もままならないとなると、先の点を別にしても、開催ができる状況にあるとは言い難いのではなかろうか。