火の車は止めよ

実際の競技が始まったようなので、こちらの雑駁な考えをメモ。BGMはこちら

結論としては、今なお中止すべきというのがこちらの見解。費用はかかるがやむを得ない。理由としては、概ね次のあたり。

#up後に若干の加筆をした。

  • 医療リソースの逼迫。病床の逼迫度合*1からして、リソースを大きく費やす可能性のある行事*2をしている場合ではないだろうと考える。もちろん、ワクチン接種、特に、若い世代へのそれが対策の本筋であるべきだが、そもそも供給が追いついておらず、かつ、大会関係者(選手・コーチだけではなく、運営スタッフ*3、移動の際の運転手等も含む)への接種も遅れている状況下では、開催中止が妥当な判断と考える。
  • 政権を含む運営側の運営の杜撰さ。感染症対策と関係のないところでも不祥事よにる炎上リレーが続いているというのも大問題で、これだけでも実施する大義はないと感じるところではある。それに加えて、感染症対策との関係でも,、水際対策も笊なうえ、「バブル」方式で選手等を一般市民から隔離するというのも、選手村から選手団が逃げ出すなどして(選手村より一般のホテルが安全といわれている時点で、諸々駄目すぎるのだが...)、既に崩壊していると言わざるを得ず、このような杜撰な策に実効性があるとは考えにくい。このような状態では、感染症リスクを「バブル」外にひろげる危険や、選手への感染の危険、新たな変異株を選手たちを通じて世界に広める危険もあるわけで、このような状況下での開催を容認すべきではないだろう。また、政権その他の当事者は、安全安心と唱えていれば適うかのごとき対応で、このままこうした手合いの杜撰な施策の「やり得」を容認することが今後の一般市民の生活との関係でも適切とは考えにくい。
  • 気候などの環境。猛暑が東京ばかりか東京の猛暑を避ける意味でマラソンなどの会場を移した札幌でも想定され、選手に対しても安全な環境にないのではないか。それと、東京湾の水質問題は結局1年の延期の間にも解決できなかったようで、これらの場所での競技の開催は、適切とは言い難いのではないか。
  • そもそもフェアな環境での開催とは言い難い。日本国外も含めると選手が満足に練習できていたか、選考が十分に行える状況だったかという点も疑わしく、かつ、日本に来てからも十分な調整ができるかどうかも疑わしい(感染判明でホテル待機を余儀なくされるケースもある)。そういう状況下で強行することにいみがあるのかも疑義を禁じ得ない。

 …というところで、こちらとしては反対の意思を表明する次第。

*1:都の病床占有率が100%を超えているというも出ている。

*2:プロ野球高校野球Jリーグ、大相撲とかはその意味で開催には賛成しづらいものを感じる。

*3:副反応をおそれて、都の応援職員への二度目のワクチン接種を遅らせるという報道にも接したが言語道断というしかない。