最近の何だか(2020年5月15日)

例によって例のごとくメモ。

  • 某給付金について、ネット経由だと不備があるので、紙ベースでの申請を呼びかけているのは、示唆的な気がした。ネット経由でやるためには相応の仕組みの構築・維持管理が必要だし、利用者側もそれ相応に対応できないといけないが、前者については、費用がそれなりにかかるのでこれからもその費用負担が可能であり続けられるかは問題であろう。後者については、高齢者や事態の進展(「進化」と評しうるのかどうかはさておき)への対応が不十分な人間は必然的に出るので、そちらの対応が必要で、そうなると、人力対応の方がむしろ迅速かつ効率的、ということはこれからも続くのではなかろうか。特に人件費も含めた予算とかが十分にないところでは。「中の人」たちが言うほどIT化とやらが便利にできるのか疑問なわけで、理論的にできることと実務的に現場が回せるレベルでできることとの乖離が大きいように思われる。
  • 他人の人生に向かって「新しい物語」とか呟くのは、余計なお世話だという印象しかない。自分の人生の「新しい」物語となるかどうかは、本人が決めることであって、他人が横から口を出す話ではないと思う。こうした物言いに含む傲慢さに気づかないことそれ自体が、口にする側の知性の欠如を物語っている気がする。
  • いくら時勢に適合的な内容とは言え、ポジショントークを「真理」とかいうようになると、ちょっとどうなのと思わないでもない。宗教まがいというかなんというか…。
  • トシもあって、無理が効かないと思うことが増えた。まあ、20代の頃から無理は効かなかったのだが。