最近のあれこれ(2019年10月半ば)

雑多なメモということで。呟いたこと+αの備忘録だったりする*1

 

  • 「法務が事業部の暴走を止めるのが役割」という言説に対して、そういうのを理解出来ないとする言説に接したが、理解できないのはある意味幸せなのだろうという気がする。僕自身は、幸いにして実際にそのような深刻な事態に接したことはなかったが、最悪の場合、そういう状況が生じうることは念頭にあったから。そういう状況を理解せずに済むというのは実に恵まれたこと*2なんだろうと思う。まあ、理解できないものが存在したとしても、理解できないことが深刻な問題を生じさせていないのであれば、理解できないことを放置しておくのも一つの考え方であろうし。

  • 「無資格はただ仕事をこなすだけで、インハウスは変化をもたらすことができる」という言説にも接したが、そもそも「変化をもたらすことができる」ことそれ自体が無批判に唱道されるべきことかも疑義があるように思うし、そのことと資格の有無との間の論理的な関係は、こちらの知る限り、自明とは言えない。何らかの論証が必要なところ、それがないとなると、件の言説周辺ではそのような論証は見受けられず、そうなると、件の言説の主については、論理性の欠如及び周囲の無資格者に恵まれなかったものと推定することが許されるような気がする。少なくともこちらがお付き合いをいただいている諸先輩の無資格者の方々は、先に述べたような言説が妥当するように見える方はいないので。

  • 特定の仕組みが、物事の在り方を一新させるかのようにも読める惹句にも接したが、当該仕組みが、企業における大きな仕組みの一部としてしか機能しないものであったので、そのような仕組みは導入時に、その他の仕組みとの整合性とかを検証しない限り、何らかの機能不全を生じさせる可能性がある。その点について、顧慮している気配のない件の惹句については、素人相手の売り文句としてすらも、いかがなものなのか、ということを感じさせずにはいられない。

…そんなこんなで*3

*1:例によって?元「中の人」目線なのはご容赦あれ

*2:何に恵まれたかはさておき

*3:いずれもTL上での言説に対するこちらの脊髄反射的な感想であるが、元の発言に対して文句をいうなどの意図はないことから、特にリンクなどはしない。