雑誌を、読んで、書く

毎年恒例の#legalACのエントリです*1

さて、何を書こうかと思ったのですが…。

とりあえず今年新しく始めたことの感想を書いてみることにしようかと。

成長とか円熟から縁遠いもので恐縮だけど、まあ、お祭りということでご容赦いただければ...。

 

さて、そもそものきっかけは野田先生の呟き。

判例百選は読み切れていない*2のだけど、法学教室は、ここまでは、一応読み続けている*3。ただ、放っておくと積読山の肥やしになりそうな気がしたので、BLJについてやっているのと同じように、読みながら感想を呟いて、一号読んだらエントリにまとめて見るというのをやるようにしてみた。

 

もともとBLJについてはある程度やっていたものの、ビジネス法分野に特化したBLJと異なり、法学教室だと、司法試験の基本科目の7法についてはある程度まんべんなく触れることになる。ビジネス分野と接点が少なそうに見える分野についても触れることになるから、バランスが良いのではないかと感じた*4。特に、こちらのように刑事をほとんどやらない事務所にいると、刑事系とかは忘れそう*5なので、それを食い止める意味でも有用と感じている。公法系についても同様で、どちらの分野についても、突然知識が必要になることがあるので、それらに対して一定程度触れることを継続することには、意味があると感じる*6。その点は、資格の有無に関係なく、企業の法務の方でも変わらないと思う*7。もちろん、諸々の事項の中での優先順位として高いものにするのは難しいとは思うけど。

 

ここでの肝は、関心領域以外の法分野にもまんべんなく触れる機会を、定期刊行物に目を通すことで確保するということにあるので、法学教室としたところは、ジュリストとか判例時報にするということもあり得るだろう。この辺は熟練?度合いにもよるのだろう。とりあえずこちらは現時点では法学教室かなと思っているのだが。

 

それとともに、雑誌の感想(書評といえるものかどうかはさておき)も書くようにすると、良いのではないかと、改めて感じた。定期刊行物について読み続ける強制力の契機にもなるし、法務系のブログとかが続かないというのも防ぎやすいと思う。勢い込んで初めても持続させるのは難しいと思うけど、外部からエントリのネタが定期的に供給されるというのは、有用という気がする*8*9こちらのようなぐだぐだなブログでも、ひと月に一つでも、そういう形で何かそれらしい記事を上げるのを続けていたら、多少は進歩を感じることがあったりするし、そういうところから、雑誌に記事を書いたりする機会が生じることがあったりする*10ので、興味のあった記事についての感想だけでも、毎号一つの記事については最低限感想を書く、というのを続けると良いのではないかと感じる次第。

 

何のオチも何もなくてすいません。次はせこさんです。

 

 

 

*1:幹事の皆様、いつもありがとうございます

*2:読めていない…買ってはいるけど

*3:12月号はこれからだけど

*4:もう一つ忘れてはならないのはお値段。NBLとかよりもお手頃なので個人で購入もしやすいかと。個人が購入する方が読む気になるということもあるかもしれません…(汗)。

*5:元から身についているのかという懸念もあるが、それはさておき。

*6:ちゃんとご利益を感じたこともあるのだが、詳細は(自粛)。

*7:刑事については、贈収賄とかのホワイトカラークライムの類は、企業内でも直面する可能性はあるだろうし、取締法規との関係では行政法の知識が有効なことがあると思う。

*8:そういえば毎月一つプレゼンをするという企画をした人が…(以下自粛)

*9:こちらのように、続けることそれ自体をある程度目的化して、そのために継続の障害となりそうな「意識高い」考えを持つこと自体を放擲するというのは、なかなかしづらいことだと思う。

*10:実名で記事を書いたこともある…詳細は匿名性の維持の観点から伏せるけど。