何のことやら。益体もないメモ。例によってこちらの体感に基づくものなので、異論反論はあり得るし、現在過去未来のこちらの言動との整合性は保証しない(汗)。
ポジションがあがると、全部の資料に目を通したうえで判断をするということが難しくなる。こちらのような部長の立場でもそうだし、その上になるともっとそうなるだろう。そういう時にどう判断すべきか。もちろん「信頼の原則」ではないが、部下の判断を信じるのも重要だが(何より部下が信頼できる状態にしておくことが重要だろう)、それだけで良いとは限らない。部下が信頼できるとしても、何らかの理由でピンポイントで事実誤認などをしていて判断が不正確な可能性があるからだ。
そういう場合にどうするか。一つの考え方としては、直接の判断材料の資料などを見る前に、頭の中にある情報を総動員して、そもそも目の前にある案件がどういう文脈の中で生じているもので、どういう判断を求められているかを考える。判断を求めてくる人間に説明を求めても良いだろう。ビジネス上の判断であれば、判断がもたらすであろう帰結も考慮に入るだろう。通常は望ましい帰結に繋がるように判断することが求められているのだろう。そういうことを考えると、多くの場合、求められている判断には一定の選択肢ないしは幅があるはずで、その中で判断をすればいいはずということになるのではなかろうか。あるべき判断を先に措定しておいて、そこから実際の検討をする、そういうことになるのだろう。
そうすることで、こういうことを検討して、こういう考慮をするはずというのが先に設定したうえで、部下の資料などを見ると、粗が見えやすいのではなかろうか。
僕自身はそういうことを考えながら下の人から上がってくるものをみるのだが、自分が上にあげるときには、そこまで気が回ってなくて、変に足を掬われることもないではない。その時に、なぜ上司が読んでもないのに...と思うこともあるが、よく考えるとおそらくは上記のようなことをしているのではないかと思う。
こうした頭の働かせ方が常に有効とは限らないが*1、あり得る頭の使い方ではないかと思うので、自分の備忘もかねてメモしておく。
*1:まったくあたらしいものに見えたとしても、分解してみると実はこれまであったものを複数組み合わせたり、見せ方を変えているだけと解釈できることもあるので、ぱっと見の目新しさだけに捉われないことも重要なのではないかと感じるところである。