何のことやら。雑駁なメモ。
企業内法務という立場で社内の他の部門の人に説明をするということはよくあることなのだが、その際にどこからどこまで話をするかというのは結構重要と感じる。特に相手との話がかみ合っていないときには、目の前にある問題についての説明も重要だが、その話題に対するこちらのスタンスの前提となっている事柄について、理解に齟齬があり、その点について説明をしてようやく、相手がこちらの言わんとすることを理解して、話が前に進むということは、現職に限らず相応に経験しているところ。そこで問題となる事柄は、法律論であることもあれば、事実認識だったりすることもある。
難しいのは、どこからどこまで話をすればいいのか、基本的なところをどこまで戻って説明するのが適切かは、最初の時点では必ずしも明瞭ではないということ。打ち合わせの時間に制約がある場合もあるし、相手が理解をしていて(ただしこちらからは理解しているかどうかは不明瞭)、かつ、相手が基本と思っていることを延々と説明すると時間が無くなるばかりか、莫迦にされてると感じて心証を害する相手もあるかもしれない。「ご存じとは思いますが、念のためにご説明すると」というような前置きをしたとしても、その点がすべて解消される保証もない。
この辺りは、最後は顔色とか挙動を見て判断するというのはひとつの手ではあろうが、直接対面していないとそれも難しく、リモート環境下で、ネットワーク越しではおぼつかない。そういう時には、同じ相手と話したことがあればその時の経験、認識している相手の知見の度合いなどから判断するしかないのだろう。