先日の講演会についてのメモ。

何のことやら。こちらの講演会に会場参加をしたので感想をメモしておく*1。なお、現時点ではまだアーカイブ配信が視聴可能なので、可能な方は御覧いただくと良いと考える。

 

白石先生の「法律文章読本」は名著と感じたが、そう感じたのはこちらだけではなく、プロの法律学者の方々もそう思われたようで、神戸大の興津先生が感想を呟かれたのに端を発して講演会が挙行されることとなった。司会は、ぱうぜセンセ。こういうイベントはあまりなさそうなので、とりあえず出かけることにして、チケットを押さえた。同様の発想の方々が特定界隈に多かったようで、会場についてみると、知り合いの方々のみならず、お目にかかったことのある諸先生方や、いかにもな研究者の卵の方々など、いかにもな感じの会場であった。

 

事前に質問を書くようにという紙が回された。何を訊いたものかと思ったが、企業法務担当者が行政法を学ぶ積極的意味をお三方それぞれにお伺いしたいと思って、その旨記入した。行政法の専門家の興津先生、ぱうぜセンセの回答も興味深いが、行政法の専門会ではない白石先生がどういうコメントをされるか、期待と興味を覚えたからだった。残念ながら、時間がおして質疑応答のコーナーでは紹介されなかったが*2。会場の後ろで各先生方の著書が販売されていた。白石先生の件の本は持って行ったが、興津先生、ぱうぜセンセの本は持ってきていなかった。どうやらお三方それぞれからサインをいただけるようなので*3、興津先生の「行政法1」と、(講演会後、サイン待ちの間に)ぱうぜセンセの「カフェパウゼで法学を」を購入した。

 

講演会の内容については、ネタバレになるとつまらないので略。いずれにしても学ぶところの多い講演会だったことと、ぱうぜセンセの仕切りが絶妙だったことだけはメモしておく。お三方が相当準備されたことが伝わってくる内容で、この場でも御礼申し上げる次第。

 

質疑も含めて終了した後に、サイン会になる。結構長い間かかる。お三方がサインの求めに対して誠実に対応されたからだが、ぱうぜセンセはサインの際にそれぞれの相手に対しての個別のメッセージも書かれており、こちらに対しては、大要<学び方>をふりかえる一助になればうれしいというようなメッセージをいただいた。かの本には目を通せていないので頑張って読みたいと思う。また、興津先生の本については、名著の評判が高いものの、分量が大部すぎて手に取るのをためらっていたが、気になっていたのも事実なのでこの機に目を通してみたいと思う。パラパラと目を通した範囲では裁量論の扱い方でこちらが消化不良感を覚えていた点についての記載が分かりやすく、これだけでも買った価値があったと感じた。

 

その後、特定の企業法務系の方々と近所で二次会。そちらはそちらで興味深い話を聞くことができた。

 

そんなこんなで非常に有意義な一夜だった。

最後にサインをもらった3冊の書影をあげておく(サイン部分はあげないが)

画像

 

 

 

 

 

*1:こういうのエントリを書くとどこかから怒られないかという気もするが、まあ、その時はその時ということで(汗)。

*2:他方で、後日白石先生からtwitter上でコメントをいただいた。なるほど、さすが、と思うご回答だった。追記:興津先生からのコメントもいただいた。行政法の先生らしいご回答と感じた。

*3:ぱうぜセンセが、「他店で購入した本でもサインは可能」である旨のアナウンスを最初にされたのも印象的だった。その辺りまで目配りがあるのが素晴らしい。