よくある質問@転職面接

何のことやら。自分の頭の整理のためのメモ。

 

幸か不幸か、転職をそれなりの回数しているし、その過程でものすごく沢山の面接を受けたことになる。

 

面接を受けていると最後に「何か質問はありますか」という質問が出されることが多い。もちろん不明点はその場で確認すべきだが、それとともに留意すべきは、質問の場を通じて熱意などを相手から見定められている可能性がある点だろう*1。企業のwebsiteなどで開示されている情報には限りがあるし、面接の場での説明でも時間の制約などから説明できる内容には限りがある。個々の求職者の個別具体的な就労状況との関係では、説明しきれないことが残っているのは通常であろう。そうであれば、なにがしかの質問が出るのが通常であろうし、それにも拘わらず何ら質問がないのは、本音ベースでの志望度が高くないという見方をされる危険性もあろう*2

 

とはいえ、特に働きながらの面接準備だと準備が間に合わない可能性があるのも拭い去れない。そこで、企業内法務での面接という前提で、よくありがちと考えるものをまとめて見る次第。こちらの体感に基づくものなので、網羅性はないし、説明の中でカバーされて質問のしようがないこともあろうし、個別具体的な状況下でその質問が適切であるかどうかは保証の限りではない。

  • 選考対象のポジションの募集の背景。資料などに記載があるとしても、面接官自身がどう思っているのかを訊いてみるのはありだろう。「ご自身はどうお考えですか」と訊けばよいはず。
  • 法務業務の外延と関係部署との業務の取り合い。仮に「法務」と名前を冠した部署であってもその部署でどういう業務を扱っていて、扱わずにその他の部署で扱っている業務は何か、というあたりは、入社後の業務のイメージをつかむうえで重要な情報であろう。知財知財の中でも特許・実用新案・意匠あたりと、商標・著作権あたりで担当が異なることもあるかもしれない。)、個人情報、ガバナンス、機関法務、開示、業許可関係、輸出管理、債権回収、労務、あたりは他の部署がやっている、または、他の部署との共管となっていることがあり得て、その場合どの程度の関与なのかは確認しておくと、良いのではないか。また、契約審査についても事業部門の判断にゆだねて法務としては関与は限定的ということもあり得る。
  • 部署内の体制(人員構成(年代、資格有無、中途・プロパーの割合)、業務分担)。自分の先行き・キャリア展開を考えるうえでは重要な情報になり得るだろう。
  • 会社全体の中途入社の割合も、中途入社での生きやすさと一定の相関関係があるように感じるので、訊いてみてもよいかもしれない。
  • 海外拠点や海外グループ会社(がある場合に)との関係。グローバルで会合があるとかないとか(ある場合の頻度も)尋ねてみるのもありだろう。
  • 部署の課題。面接官自身の認識を確認してみるのもありだろう。中途の場合はその課題に向き合うことが求められることもあるので。
  • (人事が一緒にいるときには)人事から見た法務。JTCとかだと人事の担当者もいるので、尋ねてみると人事との関係性なども見えることがある。人事に限らず、法務以外の部署の人間がいるときは、その立場から法務がどう見えるかは聞いてみると有用と感じる。
  • 入社時の研修*3などの有無及びある場合の内容・期間。中途が少ない場合は、この辺りは手薄なことがある。人事が何ら用意がなくても、部署が独自に用意する場合もあるので、両方訊いてみるとよいかもしれない。
  • リモート勤務の有無及びある場合の頻度、設備の整い具合(オンラインでのリサーチツール等の有無も含む。)。
  • 入社までに予習した方がいい法律領域など。特に畑違いのところに行くときは、可能であれば、ある程度予習してから入った方が良いだろう。
  • キャリアパスに関する質問。こちらのような50代であれば、関連して、定年と定年後の再雇用等の有無などは気になるところ。
  • 負荷状況及びその内容(契約審査であればどういう契約書が多いのか、というあたりも含む)。福利厚生などを含むWLBに関する質問ばかりするのは、心証を害する危険もあるが、訊かないのも危険なので、他の質問をしてから、ということになろう。

*1:少なくともこちらが面接官の時はそういう観点から応募者を見ている

*2:総合判断ではあるが、こちらは面接官としてはそう考えることが多い。

*3:カタカナでいうところのオンボーディングというやつになろう。