例によって呟いたことを基にした手動twilog的メモ。
- 総会資料の電子提供制度については、電子提供用と株主送付用と整合性を取りつつ2つ作るのは手間なのではないかと感じる。いっそのことアクセス通知だけにすればいいのだろうが、高齢の株主が多い場合には、クレームが来るリスクがある*1。なので、いわゆるフルセットデリバリーという判断は、特に2023年3月総会ではありうるのではないか。もちろん、制度趣旨にそぐわないことを批判されるという逆のリスクもあるが、その辺りは、自社の株主層を見ながら個別に判断することになろう。そうした検討の結果として、フルセットデリバリーであったとしても、それは思考停止でも何でもないと思う。
- 他の職種でもそうなのだろうが、企業内法務について考えると、インプットを継続的に行うことが必要である。そういうところで、インプットを呼吸するようにする人間もいるので、インプットをいつするかについてあれこれ論難していると、その時点でインプットについては後塵を拝することになるかもしれないことは認識しておくべきだろう*2。なお、インプット以外については結論が異なる可能性があるうえ、そもそも「勝つ」必要があるのかというところでもいろいろ考え方がある(生き方というか人生における優先順位の問題でもあろう)ことは付言しておく。