研修についての若干のメモ

何のことやら。呟いたことを基に若干のメモ*1

 

社内で研修をするというのも、企業内法務ではよくあることと思われる。そして、準備に際しては、パワーポイントで資料を作るというのが、まだ一般的ではないかと思われる*2

こちらは、そういう時には、パワーポイントの資料とは別に喋る台本は用意するようにしている。熟練の方々なら不要かもしれないが、こちらのように研修をする頻度が低いと、そうでもしないと制限時間内に収まらなくなる懸念があると感じる。喋る時間の割当に対して1分あたり最大400字で計算してそれよりも少なくなるように用意している*3。実際その通り喋らなくても目安にはなると感じている。

こうした用意をすることの利点としては、同じ内容を複数回に分けて研修するときとかは、それやると、回ごとに話す内容にばらつきが出るのを回避可能ということもあると考える。もちろん、聴衆の関心のありように応じて、その場で内容をアレンジするというのができるのが理想的かもしれないが、こちらはそんなに器用ではない。研修の開催方法について、同じ内容を複数の日程で開催して、個々人の都合の良いところで出ることを求めるような場合には、同じ部署の人が別々の日に出る可能性がある。そういう場合に、ある回では話したけど、他の回では話していないという形で、内容が異なることで問題とならないか気になるためである。特にコンプライアンス系の話では、全員に周知したい内容について、その種のばらつきが生じるのは避けたいと考える*4

*1:一部はこちらの呟きに対していただいた反応に対するこちらのリアクションの内容も含む。

*2:過去の勤務先で、役員向けに研修を外部の団体にお願いしたところ、そこからの委嘱で、某会社法の先生がwordの資料を使って研修をされたのだが、内容以前に資料がパワーポイントでないという時点で、役員のテンションが下がりまくっていたのに苦笑したことを思い出した。

*3:関連して思い出したが、大学の学部の授業で日本政治思想史の講義を2年連続で受講した(その割に試験の答案の出来に納得できず、2回とも答案は出さず試験を放棄するという、ダメ学生だった)のだが、W先生は、授業時間が100分/1回→90分/回となったことを受けて、毎回読み上げる台本を用意されていて、同じ内容であっても、翌年に台本が改訂されていたのを思い出した。

*4:特に非違行為に対して処分を検討する際に、行為者に適切に教育をしていたのか、が問題になるような事態を考えるとそう思う。