最近の何だか(2022/12/7)

例によって雑駁な手動twilog的メモ。

 

  • 話し言葉で話せるのと、同じ内容を書き言葉にすることとの間の乖離が大きい以上、法務への相談フォームの類が機能しないのはある意味で当然という気がする。時間的な制約を考えればなおのこと。そういう意味では、その種の相談フォームは相談を受ける側のチェックリストとして使うくらいのほうが無難かもしれない。
  • 時に(常に、とは言い切れないが)、スピードも質のうちということがあるということも理解されてよいのではないか。
  • リソース制約のあるところで、制約を無視した理想論を外から押し付けられても、押し付けられた側のやる気を削ぐだけになってどこにも話が行かないという結果になることがあると思われる。そういうのは有害無益ではないか。
  • 事業部門の壁打ちに付き合いすぎて、他にやるべきことが出来ないから、付き合いをしないようにしたいというような企業内法務の方の言説に対して、付き合わないと存在意義がないというような批判がなされているのに接した。事業部門の壁打ちに付き合うことで、信頼関係を醸成して、早期に情報が入りやすくなるなどの効果があるから、付き合うのはある程度は必要だろうと思う*1。とはいえ、リソースの制約の下で、他にすべきことが出来ていないというときにまで、壁打ちに付き合うべきかどうかというと、別異の議論の余地があろうかと思う。

*1:事業部門が全部自分たちで決められるなら、法務は要らないという話もあったが、事業部門から独立した立場で決めた内容を精査する「門番」の機能は残るので、要らないというのは言い過ぎだろう。