時間ですか?

呟いたことを基にメモ。

 

フレックス勤務の下では、企業内法務部門の担当者もいつ出勤しても問題はないということになるはず。しかしながら、そのことは裏を返すと、相談する側の人間からすれば、法務の担当者にいつ相談できるのか不明確ということになる可能性もある*1

 

相談などを受けるある種の「受注産業」的な部門である以上、通常の営業時間内においては*2、相談が受付可能であることは、相談をする側にとっては便利という見方もあろう。とはいえ、一定の時間に出勤することを部門内で求めることは、フレックス勤務制度の趣旨に反する部分があるのが難しい気がする。

 

過去の勤務先においても、その種のジレンマが生じたことが1度あった。その際は、部門長が課長クラス全員に朝9時に誰かが出勤しているように、という指示を出したことがあった*3。役所が踏み込んでくるのであれば朝9時に来ることが多いと考えられるから、であるが*4、個人的には納得していたので、その要請には可能な限り応じるようにしていた。

 

中々難しい問題という気もするが、結局は優先順位付けと、その優先順位に対する説明の問題ではないかという気がしている。

*1:リモート勤務であっても、フレックス勤務であれば同じ問題が生じる。なお、情報公開でカバーできる部分があるのは言うまでもない。

*2:対外的に問い合わせなどを受け付ける時間がこれに当たるだろう。

*3:部門長が夜型で朝に弱かったというのもあったようだ。他方で、夜型の若者からは、そのような指示はおかしいのではないかという指摘もあって、課長クラスへの指示と相成った...と記憶している。

*4:ここでは所謂ノンキャリの事務官の方々の労働時間という問題があるような気がする。