ある訃報について

雑駁なメモ。

 

本日一般のニュースにも出るようになった某法学者逝去の報道について。先週末に最初に噂めいたものがTLに流れ、何が何だか分からないと思ってみていたら、同僚の教授の方が、実名のFBのアカウントで明言され*1、でも大学からは結局何も出ずに、本日一般でも報道されるようになった。

 

TL上にうわさが流れるのを見て、裏の取れない話と理解したので、これをどう考えたらよいのかといぶかしく思っていたが、件の方が実務的にも大きな影響を与える業績を残された先生ということもあり、徐々に実務家の方々も反応するようになり、不安定な状況となっていたのに対して、同僚の教授の方が書き込みして終止符を打ったということになるのだろうか。

 

個人的には、大学側が何らかの発表をすべきだったのではないかと思うのだが、何故何らかの発表がないのか、というところは気になった。

 

こうしたはっきりしないところで騒ぎだけ見えているのは、先般の某氏の逝去の時と重なるものを感じて、もやもやしたものが残った。そういえば、かの故人も、かの大学で教鞭を取っていたことがあった。

 

今回亡くなられた方については、受験時代に黄色い債権各論の2冊と「全」1冊の一部(親族相続)を読んだ程度しか接点がなく*2、何かを言えたものではないが、学問的な業績、教育者としての業績、立法への関与(特に先般の某改正)、様々なところでご活躍をされた方であり*3、その業績に敬意を表するとともに、心よりご冥福をお祈りする。

*1:件の書き込みは現時点では削除されたようだ。役目を終えた時点で削除というのは適切な対応だろう。

*2:債権総論は読みづらかったので、一番ライトな松井先生の総論に逃げたのだった(汗)。

*3:だからこそ、こちらも含めた実務家の方々の多くがその早逝を悼まれたのであろう。