社内手続はどうなっていたのか

何のことやら。呟いたことを基にメモ。

 

大人の事情(謎)により、分かりづらい形で*1メモしてみる。

 

某非上場飲料会社の政治家の絡む宴会への製品の提供の件が昨今取り沙汰されている。非上場会社とはいえ、大会社や有価証券報告書提出会社であれば、会社法ないし金商法に基づく内部統制システム構築等の義務はあるはずで、そうしたシステムの下で、こうした提供について、稟議などを通じて適正に処理されていたのかというのは、疑問を覚えてもおかしくないのではないか。政治家の絡む宴会に製品を提供して、その後、当該企業に有利になる政策が実行されていれば、傍目から見れば、贈賄とかの疑念も生じるわけで、その辺りをどう整理していたのか。

 

もちろん、製品の提供等については、広告宣伝費で処理とかされている可能性もあって、そうした処理がそれ自体で直ちにおかしいということまでは言えないのも確か。とはいえ、今回問題となっている相手先の性質や先に述べたような疑念への対処を考えると、こうした相手に対しては、他の相手と別異の扱いがなされてしかるべきではないのか、という疑念も覚える。

 

この件については、非上場会社ということを考えれば、社外の眼に触れる形で何らかの処理がなされるか、は不明瞭だろう。「人の噂も七十五日」という形で風化を待つという選択をかの会社が取る可能性は相応にあるのだろう。かの会社の法務の立場であれば、そういうことを考えても不思議ではない*2。なので、備忘の意味も込めて、メモしてみる次第。

 

*1:だからと言って擬古文とかにはしない。あれはものすごく難しいと思うのでやり切れる自信がない。

*2:かの会社には有名な管理職の方もおられるわけだし、その程度の「知恵」は出されるのだろう。