最近の仕入れから(2022年1月末)

定例のメモ。

 

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ジュリストは定期購読のもの。税務は苦手なのに国際税務の特集というのは、見ただけで腰が引けがちだが...。

 

カエデ本は、先日のyoutubeでの講演を聞いて買ってみたもの。行政訴訟は、現状の現勤務先ではあまり考えにくい気もするが、他方で、取締法規上の問題等が生じることは想定可能なので*1、読んでおいてよいのではないかと思い、とりあえず買ってみた。受験生時代には、同じ著者の憲法ガール・行政法ガールは手元にあったものの、ラノベ設定に違和感が有り過ぎて、買っただけで終わってしまった(受験が終わった時に整理した際に処分した(汗))。

 

労働判例百選は、出たので買ってみた。企業内法務では、労働法はそれなりに参照することがあるので、判例百選があると業務上でも参照することになるはず。
一件中を見てみる。整理解雇についての東洋酵素事件(74事件)。はるか昔に、最高裁判決には目を通したのだった*2。解説を見る限り、以前あった四要件説四要素説の対立はそれなりに収束したようで、めでたいというべきなのだろう。幸か不幸かこれまでのところは整理解雇という場面には立ち会ったことがないので、このあたりの考え方の差異が実際にどういう形で実務上作用するのか掴み切れないところがあるとしても。

*1:工場があるのでそちらに関するところ等で、行政訴訟で異議申し立てなどをすべき何かが起きる可能性は排除しきれないと思われる。

*2:なお、先のこちらの古いエントリの中で言及した東洋酵素事件の後日談などの記載された資料はリンク切れになっていた。webarchive.orgで探したら、こちらにあったのでメモしておく。