最近の仕入れから(2021年7月下旬頃)

例によってメモ。

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新書の個人情報保護法の知識については、既にエントリにしたとおり。
これに引き続いて、2021年改正が特集のジュリストを読んでいるところ*1。もっとも、企業法務の実務との関係では2020年改正の方がインパクトがありそうで、そちらについてはジュリストの特集のコピーは入手しているがまだ読めてない(汗)。

 

経理・人事・総務の本は、管理部門のハブとなるという発想を法務として採る際には、隣接するこれらの部門の業務についての知識を知っておくところは有益だし、そうでなくてもこれら部門との業務の取り合いの部分で抜け漏れを防ぐうえでもそうした知識は有益なので、購入したもの。これらの分野も情報は更新されるので、定期的にこの種の本を読んでおくのは有用と考える。本書は、出たばかりで、最新の内容で、弁護士・会計士・社労士の方々が書かれていて信頼度も高く、かつ、こちらにとっては、著者・編者の中に、直接存じ上げていてプロとして信頼できる(こちらごときがいうことはないが)先生方がおられるので購入したもの。ぱらっと見る限りは、読者が専門外という前提にたって、文章ばかりにならないよう、図表・チャートや書式などを上手く使っている印象。最後にリモート環境での業務について触れているのも今どき風。

 

松下の本は、古いもので、某所のブックオフで購入した。「条文にない債権回収のはなし」と同じく、かつて手元にあったものの処分してしまった後で、後悔したもの。前記の本と同じく探していたのだが、漸く見つけた。研究・製造・販売のそれぞれの部門が遭遇しうる法的リスクとそれへの対処について整理したもの。内容は古くなっている部分もあると思うけど、冒頭の表形式のまとめや巻末の用語集も秀逸。update版をかの会社の法務の方々が出してくれないかと思うのだが…。

*1:ついでなのでメモをしておくが、感想を都度呟いて、TL上のスレッドにしておく形は、こちらにとっては、スレッドが行方不明にならない範囲で読み進めることにつながるので有用と感じている。