最近の何だか(2021/7/5)

例によって例のごとくメモ。

  • SNSの企業アカウントの炎上対策とかに実効的なアドバイスをするためには、法務担当者・企業法務系弁護士は自分でもアカウントをもってSNSを体験してみるべきであるという趣旨の言説に接したが、まあ、同意。こちらも、それなりに気は使っているが、怒られるなどして肝を冷やすこともあったので、そういう経験を自分事として体感するのは、前述の意味で重要と感じる。
  • 気が付くと、企業法務の担当者または企業法務に関与する弁護士、という立ち位置が累計で20年を超えたようである。年数がたっても未知の事柄はなくならないが、他方で、そのこと自体で焦ることは減ったような気がする(あくまで本人比による...。)。ネット上等の調査ツールがふえたこと等によるものだが。
  • 35になったら管理職になっていないと転職できない、という言説に接したが、僕は2007年に36で転職したがその時は平だったし、管理職に類する仕事をしたと言える状況ではなかった。留学経験位しかなかった。この種の言説は疑ってかかった方がいい。論者の経験の範囲の狭さを物語るだけに過ぎないことが大半だから。
  • 個性的な法務部門の責任者が、「改革」をした後で、その会社を去ったとして、そこで何が起きるのか、興味深く思う。「改革」の際に社内に無理を強いた場合は、反動が生じることも予想される。個人的には、部署の責任者を拝命してからは、自分の主義主張で部署をいじくりまわすのは避けるべきと、強く感じるようになった。自分はいつかいなくなる、その際に負の影響や反動が生じることは、長い目で見れば、会社にとってマイナスになりうるし、リスク管理機能の一翼を担う部署でリスクを引き起こすのは、自己矛盾にも見えるから。焼き畑農業みたいなことはすべきではないとも思う。