3か月経過

一応のメモ。

3か月*1経過したので書いても良いだろうと判断したので、書けそうな範囲で書く。

4月からメーカーのインハウスをしていて、法務部門の責任者を拝命しています。

 

こちらのえきなん先生のご発言に影響されたわけではないが、2年ほどイソ弁をやっている途中から、やはり客商売は向いていないなと思ったので、転職活動(?)を初めて、縁あってとあるメーカーの法務に入ることと相成った。

 

今回は、トシがトシなのと、既に転職回数が多いのとで、日系メーカーの選考では書類ではねられることも多かった。予想通りでも、メンタルにはきつかった。外資は、給料と設備面とかは良いとしても、それ以外がどうなるか不透明なうえ、日本法人がいつまであるかわからないという危険があると考えたので、積極的に外資に行くことは考えなかった。幸いにして、色々あった末、ではあるが、日系メーカーに入ることができた。

 

結果的に修習と併せて3年ちょっと研修をして、企業内法務に戻った、という感じになった*2。もともと勤め人であることに特段の不満はなかったし、激務に耐える根性とか体力もない。余暇は欲しいし、企業法務に関与し続けるために日本の弁護士資格を取ったのであって、個人向けの法律業務への興味はあまりない。50過ぎたおっさんが、今更独立しても企業法務にどこまで絡めるのか心もとない。そんなこんなで転進を決断した次第*3。なので、企業内に入っての違和感めいたものは、それほど大きくない。

 

今回の勤務先は、今まで勤務したところほどの大きさはなく、これまでの勤務先とは、色々な意味で制約条件が異なっており、そういう意味では戸惑うことがないではない。何より、この状況下での転職なので、いきなりリモート環境とされて、オフィスに行くのもままならない(週一回程度は出社しているが)。

 

ともあれ、できる範囲でぼちぼちとやっていくしかない。こちらについては、相変わらずの調子で続くと思うので、引き続きご愛読いただければと思う。

 

*1:要するに試用期間。

*2:結果的に弁護士としての業務について、特に裁判書面を書く力について、どこまで何が身に着いたかというと、はなはだ心もとない。この点は、そこまでの能力ということで理解するしかない。

*3:転身を決意してからは、個人事件のお話があっても断っていたので、事務所を出るときに持って出た個人事件は1件だけだった。それについては、修習同期に復委任して、期日対応をお願いしている。