見てきたので感想をメモ。
ほぼ日、というのは何だか微妙な気がしたが、とりあえず行くことにした*1。
行ってみると、思ったほど展示スペースはなく、この程度でどこまでのことが伝わるのかなという気もしたが、大道さんの写真を見たことのない人に興味を持ってもらうことに重点を置くことにした（氏の活動の全体像を鳥瞰するというような発想はとらなかった）、割り切ったものなのだろうというのが、こちらは理解した。その判断の当否は別として。
そういう意味では、ある程度氏の写真、写真家としての経歴について知っている人（こちらも含め）からすれば、物足りない部分があるかもしれない。個人的には、アラーキー氏や蜷川実花さんのコメントとかがあるものの、氏にとって重要な中平卓馬氏との関係についての言及が一切ない点については、流石に適切とは言い難い気がしたのだが…。
スペースの割には写真などの量は多めなのと、実際の写真集（中は見られなかったけど）や編集者とのやりとり（大道さんの手紙の字が綺麗だった）等が展示されていたのは興味深く感じた。また、展示については撮影可能*2というのは、氏が、写真は複写だ、と考えている点とは符合するものを感じさせて、良い発想なのではないかと思った。
写真集とかも売っていたが、購入する気にはならず、絵葉書を2枚だけ買ってきた。入場時にフィルム様のしおりをくれたが、これは良い出来と感じた。
追記）会期が終わったようなので展示の写真を貼っておく。
