呟界を見ていて思いついた散漫な思考のメモ。
企業内法務*1が、腰が引けがちな助言になってしまう状況の一つとして、条件や留保付きであれば、goサインが出せるものの、その条件とか留保がむしされてgoサインだけ独り歩きする危険を感じるとき、というのはあるのかなと思ったりする。いいとこどりされる危険というところか。いいとこどりされて生じた事態のしりぬぐいに巻き込まれた経験があればそう感じてもやむを得ないのだろう。
もちろん、打ち合わせ議事録その他で法務としての見解を記録化・証拠化してそれを共有することは一定の歯止めになり得る*2。ただ、それは法務としての「保身」*3としては有用かもしれないが、ある種の「確信犯」に対しては、効力に限界があるし、この辺りは、法務と対峙する側の「弁え」が必要なところだろう。それをどうやって養えるかというのが、個人的には関心のあるところだが、あまりいい案が思いつかない*4。