感想をメモ。
この状況への対応ということで、ご自身の映像は撮っていても外に出さないという方針だった御大が*1、過去のライブの配信を限定的に行ったので、それを見た。アーカイブとか一切なしで、その場でないと見られないものだったので、緊張はしたが、予定の調整も付いて見られて一安心。
事前に配信テストとか細かく言われて、やや鬱陶しかったが*2、トラブルなく視聴できたのもそのおかげだろうから、あれはあれでやむを得なかったのだろうと納得。こういうのは体験してみないとわからない*3。開始前の客入れの音楽とか客出しの音楽とかがあったのは実際のライブと同じで、好ましく感じた。
セットリストは既にまとめられていたので、それを引用してみる。最初のは、京都のライブハウス拾得での所謂城北トリオでのアコースティックライブからのもの、次が、氣志團万博で出たときのもの。数曲竹内まりやさんがコーラスで入っているのも良い。最後の2曲は80年代のライブソースから。この2曲は通常のライブでいうところのアンコールに当たるのかもしれない。
TATSURO YAMASHITA #SUPERSTREAMING
— tetsuwo (@tetsuwo) 2020年7月30日
ターナーの機関車
あまく危険な香り
砂の女
希望という名の光
SINCE I FEEL FOR YOU
WHAT‘S GOING ON
ハイティーン・ブギ
SPARKLE
BOMBER
硝子の少年
アトムの子
恋のブギ・ウギ・トレイン
さよなら夏の日
SO MUCH IN LOVE
プラスティック・ラブ#山下達郎
拾得に限らず、アコースティックライブは小さいライブハウスでするので、チケット自体が取れないので、こういう形で聴くことができるのは、すごく嬉しい。また、アコースティックライブでの曲は、3人だけということもあって、同じ曲でも通常のツアーと異なるアレンジなので、戸惑う反面、興味深く聴ける。達郎さんのギタリストとしての側面がよりはっきり出るという気もして、その側面も興味深く聴けた。
氣志團万博は、ヤンキー文化への敬意を、しょっぱなにハイティーン・ブギ(この曲は通常のツアーでも時々披露されていると思われるけど)を持ってくることで示したという感もあり、その他の選曲や、その場でのパフォーマンスも含め、圧巻というしかなかった(語彙が貧困...)。やはりこういうライブは良いな、としみじみと思った。
最後の2曲は、80年代で、御大の三白眼と落ち武者風のロン毛が、なかなかの迫力ではあるものの、特にプラスティックラブは、何度聴いても素晴らしい(うろ覚えだけどアルバムJOYに入っているもののはず)。とはいえ、何度も聴いているので新鮮味という点では、それより前のパートほどのインパクトは感じられなかったのだけど。
いずれにしても昨今の状況下では生ライブというわけにもいかず、あくまでもその代替物として見たときには、悪くなかったのではなかろうか。もっとも、今回、生のライブに近づけても、追い抜けないということも、今回図らずも露呈というか再確認した感もあるので、代替物というしかないのだが。
あとは、商業的な持続可能性が確保できているのか、が個人的には気になるところ。まあ、それは今後見て行けばおのずから明らかになるのだろう。